宝探しのあとは温泉、そして海の幸に舌鼓 | ||
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[ 新潟県青海町・糸魚川市 編 ] 私の住まいは岡山県岡山市。 山陽道岡山ICから中国自動車道、名神高速道路、北陸自動車道を通り、親不知ICへ。 約576.8km、7時間のロングドライブ。 辿り着いた場所は日本海に面しており、 ヒスイ海岸で有名な新潟県糸魚川市(いといがわ)の西隣に位置する青海町(おうみ)。 日本で採取できる宝石の一つ、翡翠(ひすい)が海岸に打ち寄せられている地域なのです。 もちろん文化財指定区域ではないので合法的に宝探しを行なうことができ、 見つけた方の所有物になります。 この海岸は、夏は海水浴場として利用されているため、泳ぎながら宝探しをしている方もいらっしゃいます。 また、周りが山岳地域に囲われていることもあり、糸魚川市には温泉場がたくさんあります。 露天風呂、銭湯タイプ、民宿やホテルの温泉というように形式が異なるだけではなく、 お湯の性質も微妙に異なり、自分にあった温泉探しも楽しみの一つです。 さらに、漁師の町でもあるため日本海の海の幸を味わい放題。 民宿を経営している漁師の方もいらっしゃり、宿泊先でその日に獲れた海の幸を味わうこともできます。 宝が見つかるかも知れないという期待と見つけたときの興奮、その後は、温泉で汗を流しのんびりタイム、 そして、食欲を刺激する新鮮な日本海の幸に舌鼓。心身ともに大満足できる旅をご紹介致します。 まずは宝探し。宝といってもダイアモンドのようにキラキラしているわけでもなく、 翡翠は「単なる石コロ」にしか見えないはずです。 ですが、興味のある方にとっては、その石コロが宝になるのです。 宝探しというだけあって、なかなか本命の翡翠は見つかりません。というのも、 一般の海岸は砂浜ですが、青海町や糸魚川市の海岸は10km以上にわたり、 一面小石で覆われている海岸なのです。その小石の群れの中から翡翠を探し出すのです。 波が翡翠を海岸に運んできてくれるため、広範囲に探す方が出会える可能性が高くなります。 ですから一日中、下を見ながらひたすら海岸を歩きます。そのため、 一瞬で翡翠か石コロかを判断するにはかなりの鑑別力と集中力が必要になります。 歩きっぱなしによる疲労感や太陽の日差しにも負けず、集中力をきらすことなく、ひたすら歩いていると、 突然「ここにいるよ。」と小石の影から翡翠が声をかけてくれるのです。 この感動を味わうと疲れも吹っ飛び、宝探しをやめることなんてできなくなるのです。 翡翠を発見する喜び以外にも、海岸を歩いていると「ザァー・カラカラカラ、ザァー・カラカラカラ」と 自然が奏でるBGMが心地良さを与えてくれます。海岸が小石で覆われているため、 波が打ち寄せたり、引いたりする時の音が砂浜の海岸とは異なる音を発するのです。 ですが、冬の季節は音を楽しむ余裕はなく危険です。日本海特有の大波のため、 ザップ〜ン、ザップ〜ンの繰り返しで、恐ろしくなります。 波に飲み込まれたら二度と帰って来れないでしょう・・・。 歩きながら、西側に位置する日本海を見渡せば水平線が見えます。と言う事は・・・、 夕方をイメージして見て下さい。真っ赤な太陽が沈みながら夕焼けが空を染め、 海面はキラキラと太陽光をはねかえしながらも夕焼け色に染まる景色を見ながら、 心地よい波風を全身で受け止め、波のBGMに耳を傾ける。やっぱり来てよかったと感じられる瞬間です。 その感動を味わった後は、そろそろ引き上げ時。 素晴らしい景色やBGMに別れを告げると、次は温泉タイム。 私のお勧めは、糸魚川市早川温泉郷の笹倉温泉。 糸魚川ICから車で約40分に位置する温泉は、重炭酸ナトリムの含有量は日本一で 「美人の湯」と言われています。源泉かけ流しではありませんが、湯は少しぬめりがあり、 温泉からあがると肌はしっとりツルツルで、温まった身体はなかなか冷めません。 こじんまりとした温泉ですが、湯の性質がよく、 ゆっくりと湯を楽しめる静かな環境なため気に入っています。 駐車場も完備しており、宿泊もできる温泉です。 まず受付で日帰り温泉料金の700円を払い、小さな銭湯のような脱衣所へ。 そして浴場に入ると大浴場と露天風呂が迎えてくれ、かすかに硫黄の匂いがしてきます。 湯の温度も38度位と少しぬるめで、長風呂派にもうれしい温度設定です。 大浴場の他に露天風呂もあり、山の緑を見ながら、虫の音や小鳥のさえずりを聞いていると、 本当に心地良くなります。また、混浴ではありませんので、 気を使うことなくゆっくり楽しめるのが良いですね。 夕食前に汗を流し、さっぱりしたところで待ちに待った夕食です。 宿泊をするなら、親不知ICから車で約2分の場所で、 現役漁師の方が経営している民宿「親和丸」(青海町大字外波261)が一番。 親和丸は、部屋等の設備よりも新鮮な魚をおなかいっぱい食べたい方にお勧めの民宿です。 お風呂は家の風呂のようで、トイレも共同、部屋は10畳ほどの和室で、 4人用ちゃぶ台が3つある食堂も和室。 民宿を切り盛りするおばちゃんは底抜けに明るく、 相反するように漁師であるご主人の口数は少ないですが、 笑顔で対応してくれる優しい方です。 この宿をお勧めするポイントは、夕食の量が半端ではないことです。 しかも、どれをとっても新鮮で美味しく、 「ひらめ」や「あんこう」などの高級魚も普通に出てくる事があるので驚きです。 私の感覚では、すべてがメインディシュ。5日分のメインディッシュがちゃぶ台に並んでいる感じです。 直径約30cmの皿一面に盛り付けられた獲れたての4種類の魚の刺身、 焼き魚1匹、煮魚1匹、「あんきも」たっぷりのあんこうなべ、ズワイガニ一杯、 小鉢、沼津産コシヒカリのホクホクご飯。 なぜこんなにたくさん夕食を出すのかとおばちゃんに聞けば、 「美味しいものをお腹一杯食べてもらいたいから。 20代の運動部の子がお腹一杯になることを想定してるんよ。」とのこと。 2回程完食しましたが、食べた後はお腹がはちきれそうになります。 通常はもったいないと思いながらもギブアップの連続です。 余った夕食分でカニだけは、次の日の朝ごはんの味噌汁にしてもらっています。 しかも宿泊料は、一泊7,500円。都会でこの食事をすると1万円以上しそうな感じがします。 宿泊をしないのであれば、寺島交差点すぐに位置する「蒸汽茶屋」(糸魚川市寺島2-1-15)。 一人鍋に甘エビがびっくりするほど入っている「甘エビ汁定食」がお勧めです。 えびのミソも味噌のスープに溶いているため濃厚で、 しかも新鮮な甘エビを使用しているため臭みがなく、甘みのみが口の中に拡がります。 甘エビを味噌のスープに入れるという発想がなかったので、レシピが一つ増えました。 定食の内容は、甘エビ汁(鍋)、刺身、小鉢、漬物、ご飯で、価格は1,250円。 宝探し、温泉、食事と一日中、異なった感動を味わえる 新潟県青海町と糸魚川市の旅は私のお気に入りです。 全部に興味がなくても、他の感動がきっと見つかる環境です。 是非一度、宝探しに挑戦してみて下さい。 (T) | ||
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