老犬(愛犬)の介護

 

老犬(愛犬)の介護の記録

平成19年10月16日、我が家の愛犬モックが、突然認知症になってしまいました。

本当に、突然でした。

モックが生まれたのは、1993年10月頃、今年14歳です。

捨て犬だったそうです。もちろんミックス(雑種)です。

生後4ヶ月ぐらいで我が家に来ました。

 

前の飼い主が座敷犬にしようとして、小さく育てようと餌をあまりあげてなくて、

食べ物にはとても執念を持っている犬でした。

当初のしつけには大変苦労しました。でも下の方のしつけは良く出来ていて

室内、車の中、自分のハウスの中では、絶対に漏らすことはありませんでした。

 

車が大好きで、ドアを開けると真っ先に飛び乗ってまず自分の場所を確保していました。

何時間でも酔いもせず乗っていました。何年かに一度岡山から九州までのロングドライブを

してもおとなしく乗っていました。トイレは途中のパーキングまで我慢するほどの犬でした。

大きさは、体重13Kg前後の中型犬です。

 

そんなモックが前の日まで元気に散歩に行っていましたが、ある朝突然居なくなりました。

我が家は、アパートの二室を少し改造して、一軒として住んでいます。大家さんです。

隣の家との間に小さな庭があります。そこへ柵をして、たまにモックを放していました。

突然居なくなったモックを家族で探してみますと、庭の立ち木の隅に隠れるように、「ボォー」と

立っていました。そこでいくら呼んでもこっちに向かないし、来もしません。

 

3、4日様子を見ていましたが、一向に改善の兆しがありません。

そこで、10月23日にS動物病院に行って診て貰うと「これは、犬の認知症です。」と言われ

初めて、「犬にも認知症があるんだ」と気がついた、ママとパパでした。

これからモックの介護が始まりました。

病院で薬を貰って帰り、毎朝晩飲ませていた所4〜5日で改善が見られ、一週間もすると

名前を呼ぶと振り向くようになり、"ハウス" も"お手"も分かるほど良くなりました。

 

その間薬を嫌がって飲まないので、鶏ガラでスープを作り、薬を砕いてスープに溶かして

飲ませていました。モックは鶏ガラスープがとっても好きで良く飲んでくれました。

そうして散歩にも出かけるようになりました。その頃次男と末娘が心配して帰ってきました。

我が家の家族は、おじいちゃん、おばあちゃん、ママと呼ばれる私の妻、博多に住んでる長男、

名古屋に住んでる次男、西宮に住んでる末娘、それからパパと呼ばれている私と、モックと

7人1匹の家族です。普段は4人と1匹です。

 

犬は家族に順番を付けると言いますが、モックの付けた順番をここで披露しましょう。

1番は、もちろん私パパです。2番は長男、3番はおじいちゃん?2番3番は大変微妙で、

4番がモックです。モック以下の順番はと言いますと、5番がママで、6番が次男、7番が長女、

最後があまりモックが好きではないおばあちゃんです。

ママがいつも愚痴を言っています。「なんでいつも食事の世話をして、散歩に連れていく私が

モックよりしたなんだろう」と。

 

やはりモックは、ママのことを世話係と思っているようです。

その後、モックは順調に回復していったのですが、11月13日の夕方、

突然倒れて「ひきつけ」をおこし全身で苦しみだして家族みんなとても驚きました。

それからすぐに病院に連れて行くと、点滴をされ即入院でした。

 

毎日、ママと二人でモックの見舞いに行きましたが、時々ひきつけをおこし

なかなか点滴が取れないとのことで、入院は二週間に及びました。

体の自由が利かないのと、点滴をしたままだったためとうとう「床ずれ」をおこしてしまいました。

11月26日に退院はしましたが、動かせないのと、これまで人間はおろか犬の介護など

無縁だった私たちパパとママは、介護の仕方を知らないのとで「床ずれ」はますますひどくなって

しまいました。それであわててインターネットで色々調べてみると、介護の大敵は、「床ずれ」と

書いてありました。どのホームページにもそう書いてあったのです。

 

「床ずれ」は根気良く、擦れる部分を2〜3時間おきに動かす。と書いてあるではないですか。

でも、仕事がありますので付きっ切りの介護は不可能です。

そこで色々と調べて、また模索しながら中型犬の介護用品を試作しています。

色々試してみて、使い勝手の良いものだけを今後、このホームページに乗せて

製作、販売などをしようかな?と思っています。

 

また、自分で簡単に作れる介護用品も興味のある方にはお知らせしようと思っています。

興味のある方は、時々このホームページを覘いて見て下さい。

また、介護に関することなら何でも結構ですので分からないこと、

こんなものがあったらなぁと思う物などお知らせ下さい。

みんなで考えて、勉強していきたいと思っています。

これから時々、修正、加筆を行う予定です。

 

11月30日

今日のモックの様子は、朝4時オシッコとウンチのため起床、

その後カップ一杯の餌をスープとともに完食。完食後即就寝。

やっぱり認知症かな?

 

12月1日

認知症のモックはものすごい食欲を発揮しています。

鶏ガラスープに浸した老犬用フードを一合カップに3杯半も一気に食べてしまいました。

その後、特大のウンチをして、大量のオシッコをして、気持ち良さそうに直ぐに寝てしまいました。

 

12月2日

今日は床ずれの治療、当て布チョッキなどを取替え洗濯をする。

床ずれの治療には、消毒にイソジンうがい薬を使っています。

傷口の乾燥、消毒にはホルム散、抗生物質はデルモランF軟膏を使っています。

モックのベッド以外の床の消毒には、キッチンハイターを10倍に薄めて使用。

臭い消しには、ファブリーズのスプレーと置き型を使用しています。

 

12月3日

モックは相変わらず寝たきりです。

床ずれもあまり良くなっていません。 でも、手当のせいか悪くもなってないようです。

床ずれの場所は、前足の左右肩の位置と、右ひざいずれも外側、

後足左右腰骨(足の付け根)と右足ひざいずれも外側、

右側のひざが前後ろとも床ずれになったのは、右側を下にして寝るのが嫌いで

動き回るせいでしょうか・・・。

今日の食欲は、元気な頃に戻ってきたみたいでだいぶ少なくなってきました。

認知症も少しは改善しているのかな。

夜中に一回オシッコをしただけで良く寝ていました。パパも良く寝られました。

今はなんとか床ずれを直してやらねば! と思っています。

 

12月5日

モックは相変わらずです。

昨日は食欲があまりにも無くなった様に見えて、ずっと寝ているので

獣医のS先生に相談したら、薬を飲ませてみたらと言うことで飲ませて見ると、

食べる意欲は出て来たようですが、食べ物を舌でうまく口の中へ運べ

ないらしく、うまく食べられない様なのでまたまた獣医のS先生に相談したら

「好きなものをペースト状にしてやったら食べるのではないかな」と言うことで

フードプロセッサーでドッグフードやパンを粉々にしてから、鶏ガラスープと混ぜて

やると、なんと飛びつくように食べるじゃないですか。

もちろん自分では食べにくい様なので、スプーンで食べさせました。

以前よりは少なくなりましたがたくさん食べて、満足したのでしょうか即寝てしまいました。

床ずれは、膝は少し良くなったように思いますが、肩の方は相変わらずで

痛々しいです。

 

12月10日

モックが退院してから2週間が経ちました。

認知症になってからほぼ2ヶ月です。

ひき付けを起こして倒れてから1ヶ月になります。 犬時間ではほぼ4倍だそうです。

食べ物もあまり口にしなくなりました。水だけは飲ませていますが、昨日ぐらいから

食欲もあまり無くなって、ほとんど寝ているようです。

せっかく休日を利用して、介護用イスと介護用ケージを作ったのに・・・。

 

12月11日

昨日12月10日午前9時50分、モックは長い長い決して目覚めることの無い眠りに着きました。

とても死んでるとは思えない、安らかな表情でした。

たった2週間の介護でしたが、モックと過ごした2週間は、忘れることはないでしょう。

介護のしかたにも慣れてきたところでした。

この経験を元にして、これから介護をされる方の参考になれば幸いです。

 

モックの介護用品

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